スポンサーをどう探すか、という話は交流会やマッチングサービス、専門メディアが詳しく扱っています。この記事はその一歩手前、提案を受けた企業がこちらを確かめに来たときに効く公式サイトを、どう作るかに絞ります。アスリートのプロフィールサイトを制作してきた立場でまとめました。
結論:スポンサー獲得のノウハウそのものは専門メディアに任せ、公式サイトは「提案を受けた企業が確かめに来る受け皿」に徹する。実績と提供できる価値を最新の状態で置き、相談の窓口をはっきりさせるだけで、話は進みやすくなる。
スポンサー獲得で公式サイトが効くのは、資料を送る前ではなく、送ったあとです。まずは2つの役割の違いを押さえます。
スポンサー提案の資料は、交流会や紹介、問い合わせのあとに手渡すものです。渡す相手が決まっていて、その場の関心に合わせて作り込めます。ただ、相手が思い出してもう一度見返したいときに、資料はメールの奥へ沈んでいきます。
提案を受けた企業の担当者は、社内で話を通す前に「この人は何者か」をもう一度確かめます。そのとき検索して出てくる公式サイトがあれば、こちらが動かなくても実力や活動を確認してもらえます。資料の代わりではなく、資料が届いたあとに効く場です。
載せるべき項目の網羅は別の記事にゆずり、ここではスポンサー視点で優先順位の高い4つに絞ります。
自己ベスト、出場した主要大会、入賞の記録。企業は社内で「なぜこの選手なのか」を説明する材料を探します。文章で語られるより、種目と数字と日付で並んでいるほうが、そのまま稟議に載せられます。
取材歴、テレビや競技会での露出、SNSの反応。スポンサーが見ているのは、支援したときに自社の名前がどこまで届くかです。派手さより、どんな場に出て、誰に見られているかが伝われば十分です。
ロゴの掲出、イベント出演、SNSでの発信、指導や講演。相手が知りたいのは「支援して何が返ってくるか」です。受けられる協賛の形をいくつか示しておくと、相手は自社に合う組み方をその場で描けます。
協賛の相談をどこに送ればいいか。ここが見当たらないと、興味を持った相手も連絡をためらいます。窓口の一文と送り先があるだけで、話が始まる確率は変わります。
載せる項目そのものは公式プロフィールに載せる項目にまとめています。この記事とあわせて読むと、まず何を書き、そのうちスポンサー向けにどこを厚くするかが整理できます。
実績に興味を持ってもらえても、連絡の入口が分かりにくいと話は流れます。凝った仕掛けより、迷わせないことが効きます。
協賛の相談窓口を、通常の問い合わせとは別に用意する(用件を選べる形でも良い)
「現在スポンサーを募集しています」と、受け付けている姿勢を一言で示す
受けられる協賛の形を先に書いておき、相手が提案を組み立てやすくする
SNSのプロフィール欄から公式サイトへ、公式サイトから各SNSへ、両方向をつなぐ
私が窓口を作るときは、問い合わせフォームに用件の選択肢を足すだけで済ませることが多いです。取材、指導の依頼、協賛の相談を並べておくと、送る側は自分の用件を選ぶだけで迷いません。専用のスポンサー相談ページを別に立てるかは、相談がどれくらい来るか次第で後から決めれば十分です。最初から作り込みすぎないほうが、かえって続きます。
スポンサーとの最初のやり取りはSNSで始まることも増えました。ただ、SNSには実績がまとまっていません。
SNSのDMやリプライで最初の接点は作れるが、そこに実績はまとまっていない
相手はプロフィール欄のリンクをたどり、公式サイトで経歴と戦績を確かめる
確かめられる場があるほど、SNSの一言から次の相談へ進みやすくなる
SNSと公式サイトの役割分担はSNSだけで足りない理由で詳しく書いています。スポンサーの文脈でいえば、SNSは声をかけてもらう入口、公式サイトはその声を検討に進めてもらうための裏取りの場です。片方だけでは、興味を持った相手が次の一歩を踏み出しにくくなります。
必須ではありません。交流会や紹介、マッチングサービスから話が始まることも多く、そこは公式サイトの役割ではありません。ただ、提案を受けた企業が社内で検討に入る段になると、相手はもう一度こちらを確かめます。そのとき検索して出てくる場があるかどうかで、話の進みやすさは変わります。
役割が違います。提案資料はこちらから渡して、その場の関心に合わせて説明するものです。公式サイトは、相手が思い立ったときに自分で見返せる常設の場です。資料はメールの奥に沈みますが、サイトはいつでも同じ場所にあります。両方を持っておくのが現実的です。
あります。実績が少ないうちは、逆に何を大事にしていて、どこを目指しているかが伝わる場が効きます。今の自己ベストと出場大会を正直に並べ、活動の様子が分かる写真を置くだけでも、支援を検討する相手の判断材料になります。実績は出るたびに足していけば、サイトのほうが育っていきます。
募集している姿勢を一言示し、受けられる協賛の形と、連絡の送り先を書きます。用具提供、金銭の協賛、イベント出演、SNSでの発信など、組み方の候補を挙げておくと、相手は自社に合う提案を具体的に考えられます。堅苦しい書式は要りません。相談していい相手だと分かることが大切です。
この記事で触れた項目を、実際のデモで確認できます。個人アスリートの公式プロフィールサイトのひな形を、そのまま触ってご覧いただけます。
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今のプロフィールやSNSを拝見し、提案を受けた企業が確かめに来たときに実力と価値が伝わるか、相談の窓口が分かるかを確認して、改善点を2〜3点、無料でお送りします。受け取るだけでも構いません。