第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝・2025年11月23日)に出場した24チームの実業団女子陸上部が、どんな公式サイトをどう運用しているか。2026年7月22日に全チームを1つずつ確認して集計しました。
結論:2026年7月の実測で、クイーンズ駅伝2025出場24チームのうち、女子チームを扱う専用サイトを持つのは23チーム(95.8%)で、女子大学(44%)の倍以上だった。独自ドメインは天満屋・豊田自動織機・ダイハツの3チーム(12.5%)のみで、大半は企業ドメイン配下のB型。女子名義のSNSは9割超が保有し、男子実業団とほぼ同じ構造だった。
出場24チームの女子陸上部(女子長距離ブロック)のWeb発信を、1チームずつ実際に開いて確認しました。
対象は2025年11月23日開催の第45回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会(クイーンズ駅伝)の出場24チーム。前回大会上位8チーム(クイーンズ8)と、予選会であるプリンセス駅伝を通過した16チームです。調査日は2026年7月22日で、各チームについて「女子チームを扱う専用サイトの有無と形態」「独自ドメインか企業ドメイン配下か」「女子チーム名義の公式SNS(X・Instagram)の有無」を、検索と実際のページ閲覧、およびcurl・digでのHTTPステータス・ドメイン生死の実測で記録しました。男女共通の陸上部サイトがあっても、女子の独立したページ群がなければ女子としては「企業公式サイト内のページ」に数えています。
調査したのは第三者ではありません。Tobel代表の二村は、第102回箱根駅伝を7区で走った現役の長距離競技者で、この調査は「走る側」と「サイトを作る側」の両方を知る立場から行っています。本調査の対象24チームに、当方(Tobel)が制作・運用しているサイトは含まれません。確認できなかった項目は「確認できず」として数え、存在しないことの証明としては扱っていません。SNSはログインしないと閲覧できないため、アカウント名義での確認にとどめています。
どの数字も2026年7月の実測です。「日本一を争う実業団女子」の実態として読んでください。
同じ手法で調査した全日本大学女子駅伝出場25校(女子大学)は専用サイト保有44%・独自ドメイン20%でした。女子実業団の95.8%・12.5%は、専用サイトの保有率で倍以上です。女子大学に多かった「部のサイトはあるのに女子を扱っていない」「大学公式ページだけ」という空白は、女子実業団ではほぼ見られません。企業がチームを抱えるため、発信面が整っています。
一方で独自ドメインは12.5%にとどまります。同時に調査したニューイヤー駅伝出場40チーム(男子実業団)の独自ドメイン10%とほぼ同じで、実業団は男女とも企業ドメインのサブドメインやサブディレクトリに専用ページ群を置く形が大半でした。独自ドメインを持つ天満屋は2026年4月に新サイトを立ち上げたばかりで、シスメックスの旧独自ドメインは失効して名前解決できなくなっていました。独自ドメインは資産になりますが、管理を続けなければ失効し、積み上げた検索評価ごと失う点は注意が要ります。
掲載順は大会の出場区分(シード・予選)です。「形態」は女子チームを扱う発信面で判定しています。
| チーム | 女子チームのサイト形態(2026年7月時点) |
|---|---|
| シードチーム(クイーンズ8) | |
| JP日本郵政グループ | 専用サイト(企業ドメイン配下・無料サービス内) |
| 積水化学 | 専用サイト(企業ドメイン配下・無料サービス内) |
| しまむら | 専用サイト(企業ドメイン配下・無料サービス内) |
| パナソニック | 専用サイト(企業ドメイン配下・無料サービス内) |
| エディオン | 専用サイト(企業ドメイン配下・無料サービス内) |
| 岩谷産業 | 専用サイト(企業ドメイン配下・無料サービス内) |
| 第一生命グループ | 専用サイト(企業ドメイン配下・無料サービス内) |
| 資生堂 | 専用サイト(企業ドメイン配下・無料サービス内) |
| 予選会(プリンセス駅伝)通過 | |
| 三井住友海上 | 専用サイト(企業ドメイン配下・無料サービス内) |
| スターツ | 専用サイト(企業ドメイン配下・無料サービス内) |
| 天満屋 | 独自ドメインの部専用サイト |
| 京セラ | 専用サイト(企業ドメイン配下・無料サービス内) |
| シスメックス | 専用サイト(企業ドメイン配下・無料サービス内) |
| ユニクロ | 専用サイト(企業ドメイン配下・無料サービス内) |
| ルートインホテルズ | 専用サイト(企業ドメイン配下・無料サービス内) |
| ユニバーサルエンターテインメント | 専用サイト(企業ドメイン配下・無料サービス内) |
| 豊田自動織機 | 独自ドメインの部専用サイト |
| 大塚製薬 | 専用サイト(企業ドメイン配下・無料サービス内) |
| 肥後銀行 | 専用サイト(企業ドメイン配下・無料サービス内) |
| ノーリツ | 専用サイト(企業ドメイン配下・無料サービス内) |
| 東京メトロ | 専用サイト(企業ドメイン配下・無料サービス内) |
| ダイハツ | 独自ドメインの部専用サイト |
| クラフティア(旧・九電工) | 企業公式サイト内のページのみ |
| 愛媛銀行 | 専用サイト(企業ドメイン配下・無料サービス内) |
クラフティア(旧・九電工)は男女共通ページの中に女子選手のプロフィールを載せていますが、女子の独立した戦績・ニュースのページ群がないため「企業公式サイト内のページ」に数えています。個別のURLや根拠の記録まで含む調査の全データは、お問い合わせいただければ提示できます。
調査から言えるのは「女子実業団の標準はどこにあるか」です。順に4点。
専用サイトの保有は24チーム中23チーム(95.8%)でした。同じ手法で測った全日本大学女子駅伝出場校(女子大学)の44%の倍以上です。女子大学に見られた「部のサイトはあるのに女子を扱っていない」空白は、実業団ではほぼありません。女子チームが独立した発信面を持つこと自体は、女子実業団では当たり前になっています。
独自ドメインで運用しているのは天満屋・豊田自動織機・ダイハツの3チーム(12.5%)だけで、残る20チームは企業サイトのサブドメインやサブディレクトリに女子専用ページ群を置く形でした。同時に調査したニューイヤー駅伝(男子実業団)の独自ドメイン10%とほぼ同じで、実業団は男女とも企業ドメイン内で完結させる傾向が共通しています。
女子チーム名義(部・チーム名を冠した)のX・Instagramは22チーム(91.7%)で確認できました。女子大学の64%を上回ります。エンジェルス・セキスイフェアリーズなどチーム愛称でのブランディングも根付いており、日々の発信はSNS、積み上げる情報は公式サイトという役割分担が実業団では機能しています。
天満屋は2026年4月に独自ドメインの新サイトを立ち上げ、企業サイト内の旧ページから移行していました。一方でシスメックスの旧独自ドメインは失効して名前解決できなくなっており、豊田自動織機も旧URLから現ドメインへ移していました。独自ドメインは資産になりますが、管理を続けなければ失効し、積み上げた検索評価ごと失う点は注意が要ります。
2026年7月の実測調査で、第45回クイーンズ駅伝出場24チームのうち、女子チームを扱う専用の公式サイトを持つのは23チーム(95.8%)でした。企業公式サイト内のページのみだったのはクラフティア(旧・九電工)の1チームで、こちらも男女共通ページの中に女子選手のプロフィールを載せており、女子の発信面がまったくないチームはありませんでした。企業という後ろ盾があるため、女子大学と比べて専用サイトの保有率は大幅に高いのが実態です。
同じ手法で調査した全日本大学女子駅伝出場25校(女子大学)は専用サイト保有44%・独自ドメイン20%でした。女子実業団は95.8%・12.5%で、専用サイトの保有率は倍以上です。女子大学に多かった「部のサイトはあるのに女子を扱っていない」「大学公式ページのみ」といった空白が、女子実業団ではほぼ見られません。企業がチームを抱えるため、発信面が整っています。
同時に調査したニューイヤー駅伝出場40チーム(男子実業団)は専用サイト保有97.5%・独自ドメイン10%でした。女子実業団の95.8%・12.5%とほぼ同じで、男女で構造の差はわずかです。むしろ女子のほうがチーム名義のSNS保有率(91.7%)が男子(73%)より高く、愛称でのブランディングやSNS発信が活発でした。
まず女子チームとして独立した発信面を用意することです。企業サイト内の紹介ページやSNSだけだと、戦績や選手情報が積み上がりません。そのうえで、選手・戦績・日程・ニュースを継続して更新できる構成にし、URLの管理者を決めておくこと。長く積み上げたいなら、天満屋のように独自ドメイン化も選択肢になります。詳しくは必要なページ構成の記事にまとめています。
出典としてこのページ(Tobel)へのリンクを明記いただければ、数字の引用は自由です。調査は年1回の更新を予定しています。
この記事で触れた構成を、実際のデモで確認できます。駅伝部・陸上部の公式サイトのひな形を、そのまま触ってご覧いただけます。
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今の発信状況(企業サイト内・専用サイト・SNSのみ等)を伺い、この調査で見えた水準と比べて何から手を付けるべきかを2〜3点、無料でお送りします。依頼するかはそれから決めてください。